【嫌われる勇気】アドラー心理学で幸せになるには?
皆さんこんにちは。
今回は私が読んだアドラー心理学の名著、「嫌われる勇気」について、幸せを手に入れるための要点を簡単に伝えてみたいと思います。
この本には人生や人間関係において悩みを抱える人に対する1つの答えが載っていると思います。
この記事を読んで気になった方は是非一度この本を手に取ってみてください。私も色々本を読んできましたが、この本を読んだとき、他の本にはない衝撃を受けたことをはっきりと覚えています。
人々の考え方を変えられる可能性を持った貴重な一冊だと私は思っています。
ベストセラーにもなっているので、読んだことのある方や聞いたことのある方も多いかと思います。
目次
ポイントその1:人は目的に沿って生きている
ポイントその2:課題を分離する
ポイントその3:幸福とは「貢献感」
まとめ
おわりに
⇩⇩ それでは早速内容についてみていこうと思います⇩⇩
ポイントその1:人は目的に沿って生きている
これはアドラー心理学の根幹となる部分です。
現在の自分の状況には過去の「原因」があるとする決定論ではなく、今の自分は何らかの「目的」に沿って生きていると考えるものです。
つまり、原因が今を作るのではなく、目的により今が存在するということです。
少しややこしいですが、なぜこんな考え方を前提としているかというと、「人は誰でも変わることができる」ことをアドラー心理学では前提としているためです。
皆さんの中にも、誰か憧れの人や嫉妬してしまうような人がいるかもしれません。
そして、あの人のようになれたら…と誰しも思ったことがあるんじゃないかと思います。
しかし、その人のようになることはこの場合偽の目的です。
真の目的はその人のようになり(手段)、幸せになること(目的)です。
つまり、幸せにさえなればその人のようになる必要はありません。こう考えると、すこし嫉妬感に変化があるのではないでしょうか?
ポイントその2:課題を分離する
相手に嫌われたくない、または誰かに好かれたいと思うことは多々あるのではないでしょうか。
確かに嫌われないよう、または好かれるように努力することはできます。これをアドラー心理学では自分の課題とします。
一方で相手が嫌うのか、好いてくれるのか、これは自分では決められません。これを相手の課題とします。
課題の分離とは自分の課題と相手の課題を明確に分けるという意味です。
相手のために努力することは自分の課題であり、自分にしか操作できませんが、相手が嫌うか好くかは相手の課題であり、自分にはどうすることもできません。
努力した結果相手に嫌われても、自分には何の責任もないわけです。
本のタイトルの「嫌われる勇気」はこの課題の分離の原則に由来しています。
この考え方は人間関係の悩みを解決していくうえで大いに役立ちます。
ポイントその3:幸福とは「貢献感」
一般に全ての人間の究極の目標であるとされている「幸福」について、アドラー心理学では1つの答えを提示しています。
それは「幸福とは貢献感である」ことです。
誰か、もしくは社会に貢献感を持つことが幸福であるという意味です。
なぜ貢献ではなく貢献“感”なのか?
これは、実際に貢献できているかは関係ないと定義しているからで、貢献している感覚さえ持てればそれでよいとしているところが大切です。
細かい説明は省きますが、貢献できているか否かは本来誰にも判断することはできないことが理由でこのような言い回しとなっています。
では貢献感はどのようにして得られるのか、これがなかなか難しい問題で、アドラー心理学では誰かに“認めてもらうため”に貢献することは幸福には繋がらないとしています。
なぜかと言うと、誰かに承認されることを目標に生きていると他人の望みに従って生きることとなり、自由がなくなってしまうためです。
自由があってこそ幸福が実現されるとアドラー心理学では明言しています。
このため、幸福を実現するには承認や報酬を求めない貢献感が必要となるのです。
そしてアドラー心理学では、この貢献感さえあれば、誰かに嫌われようと自由に生きてかまわないとも言及しています。
まとめ
今までの内容を簡単にまとめると…
人は目的に沿って生きているので誰でも幸せになるために変わることができる。
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そのための第一歩としてまずは課題を分離して自分のできることを見極める。
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そして承認されることにとらわれず他者への貢献感を得る。
これがアドラー心理学で幸福に生きるための一つの方法のようです。
おわりに
本の内容をできるだけ短く要約したいと思いましたが、私の拙い文章ではまだまだ伝えきれないことがたくさんあり、また独自の解釈も入っているかと思います。
是非今悩みを抱える人達に、今回紹介した本を実際に読んでみてほしいと思います。
皆さんが幸せになることを祈っています。ではまた。
参考・引用文献
嫌われる勇気(著:岸見一郎・古賀史健)