【強迫性障害】液晶画面保護フィルムを貼る作業が非常に苦痛なお話
自分のよく困っている症状が強迫性障害としてメジャーなものばかりではないため、時々他の病気でもあるんじゃないか、もしくは本当にただ心が弱くて情けない人間なんじゃないかと疑ってしまうことがあります。
今回はそんな強迫性障害としてメジャーな症状ではないけれど、日常生活の中で困っている、液晶画面の保護フィルムを貼る作業について書いていきます。
液晶画面の保護フィルムを貼る作業って、誰でも結構集中して入念にホコリとか汚れを取り除いて慎重に行うと思うのですが、これが私にとってかなり苦痛な作業なんです。
目次
買い物全般における苦痛
まず買い物全般に言えることですが、商品選びでものすごく時間がかかります。
今はアマゾンなどのネットショッピングという選択肢もあるので選択肢が膨大で、しかもそのほとんどを閲覧してから決めないとダメだという強迫観念があるので、いつも買い物をする時は商品選びでクタクタになってしまいます。
また、アマゾンなどで買い物するときは、商品を決めてから購入するまでも、画面上の情報量が多くて確認作業に時間がかかってしまいます。
ちゃんとしたメーカーから販売されている商品なのか、見落としているクーポンの情報がないかとか、個数は合っているかとか、配達先がちゃんと自宅になっているか何度も確認したり、金額が間違っていないかとか。
確認作業に疲れすぎて、本来楽しいことでもあるはずの買い物が億劫になってしまいます。
液晶画面保護フィルムを4枚無駄にした
本題の液晶画面保護フィルムを貼る作業についてです。
まず貼る前の段階で、画面の指紋や汚れを入念に拭き取りますが、これも少し時間がかかったりすると次々ほこりが乗っかっているので何度も繰り返し除去するのが苦痛です。でも気づいているのに1つでもほこりが侵入するのは嫌なのでやっぱり確認してしまいます。
そして保護フィルムをいよいよ貼るのですが、次は位置合わせの問題です。
サイズにもよりますが、少しでも位置がずれると見栄えが悪くなり、端の方に気泡が入り込む原因にもなるので傾いたりしないように慎重に貼らなければならないのですが、これがまた苦痛です。
一発勝負なので緊張しますし、自分の手で全体が見えなくて把握しにくくなったりもするので確実に位置を合わせるのが困難で、この位置合わせで何度も失敗をくりかえしてしまいました。
その結果、保護フィルムを4枚も無駄にしてしまいました。本来なら1枚貼ればそうそう張り替えずに長く使用できるのに、少し気泡やホコリが入ったから、位置がずれたから、そんな理由で捨てるごとに自分に嫌悪感がわきます。
が、だからといって不完全な保護フィルムはどうしても脳がその状態でも大丈夫、という結論になってくれないので、嫌々ながら貼り直さないと強迫観念がなくなりません。
こういう繊細な作業こそ、私のような神経質な人間は上手くこなしたいのに、いかんせん不器用なので上手くいきません。
強迫性障害×不器用って最悪の組み合わせだと思うのですよ。
保護フィルムを計4枚無駄にした貼り付け作業で、計5時間以上無駄にしました。
もちろんその間には、これは貼り直すべきなのかと一人で葛藤する時間を膨大にかけながら。
そして最後の1枚は、また1時間以上かかりましたがようやく私の脳が不安にならない出来で貼ることができました。
お金も時間もさんざん無駄にして、なぜ自分はこんなことに不安になったり完璧性を求めてしまうのだろうと、自己嫌悪に陥ります。
一応家電量販店にはお金を払えば保護フィルムを貼り付けしてくるサービスがあるところもあり、利用しようかとも考えましたが、こんなことで人に頼ってお金を無駄にするのも、貧乏人なんだからダメだと思ってしまい結局自分で貼り付けました(結果的に頼んだほうが安かった)。
心のどこかでは、きれいに保護フィルムを貼れなくてもとりあえず貼ってあるだけでいいじゃん、と思っているのですが、いざ失敗するととにかく気になって他のことに支障をきたすので結局貼り直してしまいます。
まるで自分の頭の中に不安を煽るなにか別の存在がいるかのようで、本来こうありたいと思う、細かいことは気にしない自分と葛藤をしています。
他にも不安になる症状は山ほどありますが、強迫性障害にはこんな苦痛もある、ということを紹介してみました。
お読みいただきありがとうございました。