強迫性障害とうつのブログ(仮)

強迫性障害とうつに悩む学生の雑記ブログ。元々強迫性障害と生活をともにしてきたが、大学生のころにうつ病と未知との遭遇。自分の抱えた問題や解決策をただただ世間の人にも知って欲しいので趣味でブログはじめてみました。

【精神科を受診する方へ】精神科は今日も、やりたい放題

 皆さんこんにちは。

今回は私が最近読んだ本について紹介したいと思います。


その名も『精神科は今日も、やりたい放題』。

 


10万部以上売れたベストセラーなので、書店で見かけたことがある人も多いかもしれませんね。

そんな本書の内容について要点をまとめていきます。


目次
1. 精神医学は詐欺である
2. 精神科に騙されないために
3. 精神科を受診する前の10項目
4. 筆者の実践する「精神症状」対応策
5. 終わりに

 

 

 

 

1. 精神医学は詐欺である

 

金融詐欺のコンセプト。ドル現金のうそつき実業家

 

 

 まず、本書は題名から察する通り、精神科のほとんどの診断や、処方する薬を「詐欺」であると批判していきます。
ADHDからうつ病躁うつ病強迫性障害、不安障害、摂食障害など、あらゆる診断を、ごく一部を除いて詐欺であると断言していきます。


まず、精神薬と製薬会社の結びつきの観点から、依存性の強いあらゆる精神薬を患者に処方することは患者のためにはならず、製薬会社と医療機関が顧客を得て儲けるためだとしています。

 

 

私もどこまで信じればよいのか分かりませんが、現在精神疾患と診断されるほとんどの病は、個人の性格や個性の一部であり精神科で治すようなものではないとしています。


一部精神科で治療が必要な例としては、物凄く重度の患者の場合のみを挙げていました。

 

 

 また、基本的にどの精神疾患も、患者を取り巻く環境や人間関係を改善することでのみ治療が可能であり、医者に通って薬を服用するのは経済を回すだけで治療には逆効果であるとさえ述べられています。

 

 

 

 


2. 精神科に騙されないために

 

仕事中のハッカー。携帯電話を使いながら、覆面をした犯罪者がノートパソコンを持つインターネットセキュリティのコンセプト

 

 

 基本的には精神科の存在自体を悪であるとする筆者ですが、もし詐欺に引っかかりたくなかったら、精神科医について次のようなことに注意するようにと述べている。

 

 

精神科の診断とは「便宜上のものでありいい加減」である認識がある。
精神薬はただの対症療法だと認識しており、精神薬を使うとしても頓服程度に留め、一生飲めとは言わない。


③ 通院するか、服薬するかを本人の意思に任せている。
薬の危険性や依存性を説明してくれる。
⑤ 5~10分以上は診療する。
⑥ 必要な場合、カウンセラーなどを用意しており、カウンセリングやサプリなどに法外な値段を要求しない。


⑦ 厳しい意見を家族や本人に言え、薬やカウンセリング以外になにをすればよくなるかを指導してくれ、具体的にどう自分を鍛えるべきか教えてくれる。


⑧ 医師自身が自分を○○障害であると言えるくらいの医師の方がいい。
⑨ 最終目標が「受診を終わりにする」ことであり、安易に障害年金生活保護を勧めない医師である。

 

 

以上が筆者の勧める精神科医を選ぶときの条件です。

 

こうしてみるとかなり厳しい条件であることが分かると思います。

 

 

しかし、④のような薬の依存性については説明してほしかったと、私も痛感しています。

以前の記事でも薬の依存性や離脱症状について紹介しているので、そちらもぜひご覧ください。↓

zelda2019.hatenablog.com

 

  

 


3. 精神科を受診する前の10項目

 

チェックリストの完成を示すペンシルを持つ女性。ビジネスコンセプト。チェックリストアイコンとクリップボード。ウェブ用のチェックリストとクリップボードの図

 

 

 筆者は本の中で、精神科に行こうとしている方がいたら、行く前に次の10項目につい
てよく検討するようにと語っています。

 

 

 

① 精神症状本当に医療でしか解決できないのか、今の精神科医に洗脳されていないか。
② 働き過ぎではないか、社会の常識に惑わされていないか、そもそも病気なのか、自分で他にできることはないか。


③ 日常生活や食生活に問題がないか、他科によってしっかり検査したか
④ いろんなトラブルや苦痛も人生の1ページである。
⑤ それでも薬を飲むならごく少量になっているか。

 

 

 


 これらの項目からも分かるように、筆者は基本的に精神科は不要であると語っています。

 

また、うつの症状は体の不調が原因であることも多いので、内科や内分泌科など、精神科以外での検査をしてみることを勧めます。

 

 

 

 


4. 筆者の実践する「精神症状」対応策

 

黒板の背景に目標ソリューションのコンセプト

 

 

 筆者の教えるものを簡単に挙げると、


① 登山やマラソン
太極拳やヨガ
③ 断食
④ 教育

 

が挙げられている。


 ④ の教育がなぜ必要かというと、難しい患者さんの親は、おとなしい自分の子供にコミュニケーションの訓練をした事が少ない場合が多く、患者が親を恨む一番の理由だからだという。

 


一見すると深刻な患者にとっては難しい項目もありますが、可能な範囲で取り組んでみるのは良いと思います。

 

 

 

 

 

終わりに

 

 一通り読んでいただければ分かるように、この本の筆者は精神科医の存在そのものを否定しているので、私のように今も精神科の薬を服用している者にとっては、読んでいて辛くなる部分も多々ありました。

 

しかし、たとえこの本の内容が真実であろうがなかろうが、精神科に対する否定的な意見を読んでみることには大きな価値があると思います。

 

 

精神科にかかわることがあるような人は、是非読んでみてはいかがでしょうか。

以下にリンクを貼っておくのでぜひ。 

 

皆さんがより良い生活を送れることを祈っています。

ではまた。

 

 

 

 

 

参考・引用文献:

精神科は今日も、やりたい放題 医者が教える、過激ながらも大切な話

著者:内海 聡