核家族化で変わったことはなんだろう
皆さんこんにちは。
今回は日本の社会的変化に伴う生き方の変容をみていこうと思います。
さて、戦後の日本では核家族化が進みました。
これは、家族一人一人の距離が縮まる一方で、三世代世帯の頃にはなかった問題の温床にもなり得る様です。
核家族には、その特徴として、家族間の距離の近さがあります。
外の空間とは区切られた、内側だけの空間が出来上がるわけです。
うまく機能すれば家はとても居心地の良い場所となり、どこよりも安心感を得られる場所となるでしょう。
しかし、この内と外の世界があまりにも隔絶されていることに、私は問題があると思います。
三世代世帯は、両親のどちらかが嫁いできて形成されるため、家族同士の関係を家庭内で垣間見ながら子供は育ちます。
このような少し広い人間関係を幼いころから体験することは、将来他人とかかわる際に大きな効力があるようです。
ある種のコミュニケーション障害や人格障害など、心因性の病の予防だけでなく、社会性の形成などにも大きく役立つと私はおもいます。
ただ、両親の負担を考えれば、核家族にも大きなメリットがあります。
どちらかが嫁ぐ形になるとどうしても相手の家庭に無理して合わせる必要が出てきます。
これではそれ相応の問題が生じてしまうでしょう。
ストレスは万病の元ですので、そうした親の負担を軽減することはもちろん子供にも大きく影響してくるでしょう。
懐古主義のように昔はよかったなどと単純なことは言えませんが、昔の良いところを現在にどう活かしていくかが、豊かな生活へのカギになると思います。
皆さんがより豊かな生活を送れることを祈っています。ではまた。