人は無意識に人間関係において優しさのバランスを取っている
こんにちは。最近クリームチーズにはまってます。ビスケットと一緒に食べると美味しいですよ。
どうでもいい話はさておき、さて、人は何かにつけて相補的な生き物で、無意識にバランスをとることに長けているようです。
よくせっかちな人がおっとりした人を愛人に選ぶように、何かとバランスをとっているようです。
そんな中でも今回取り上げたいことは、他人への優しさについてです。
実は我々は他人への優しさも、誰にどのくらい優しく接しているかによってバランスをとっているようです。
なんだか受け入れがたい話ですよね。
厳しい人は誰にでも厳しいし、優しい人は誰にでも優しいと、我々は思ってしまいます。
しかし現実には、会社では非常に厳しい指導をする人が、家族にはデレデレに甘かったり、逆に、家では相当に厳しい親が、他人に対しては非常に評価が甘かったりすることが往々にしてあります。
これは、個人の精神的な健康を維持する上では大きな役割があるようです。
例えば個人が全員に対して厳しく接していては、共同体の中でどんどんと孤立した存在になり、安住できる場所がなくなってしまいます。
逆に全員に対して優しく接していては、あまりにも他人の都合だけで生きるようになり、ついには自分の自由が全くなくなってしまうでしょう。
このように、誰かに対するやさしさは、与える側も受け取る側も、どちらか一方ではいけないのですが、現実的には偏りが生じています。
こうして偏った感情は、犯罪や精神病の温床にも十分なりえます。
理想的には皆が、相手によってどの程度優しく接するかを変化させるのではなく、接する人全員に同じくらいのやさしさ、厳しさを持てれば、世の中はもっと安定したものになるかもしれませんね。
皆さんが幸福な生活を送れることを願っています。ではまた。